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ものづくり補助金13次公募が発表されました!【ものづくり補助金の概要を説明】

ものづくり補助金の13次公募が発表されましたので、この補助金の概要や特別枠等を簡単に説明します。

ものづくり補助金とは?

ものづくり補助金は、中小企業が経営革新のための設備投資等に使える補助金です。

補助額は、枠や従業員の数によって違い、750万円から最大3,000万円となっています。

9次公募までは、従業員の数に関係なく補助額が一律でした。
でも、従業員の少ない企業と多い企業では規模が違いますよね?

なので、上限額を従業員の数によって決めようということで、10次以降は従業員が5人以下は750万円以内、6人~20人は1,000円以内、21人以上は1,250万円以内となりました。

補助率も枠によって異なり、1/2~2/3となっています。

どういった投資が必要?

どういった投資をすれば、補助がもらえるかというと、新商品(試作品)開発や新たな生産方式の導入等が挙げられます。

また、下記の3つの要件をクリアする必要があります。

・事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加させること
・給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させること
・事業場内最低賃金事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準にすること

ここまでは通常枠の話です。
実は通常枠の他にも、『回復型賃上げ・雇用拡大枠』と『デジタル枠』というものがあります。

回復型賃上げ・雇用拡大枠

この枠では、以下の要件をクリアする必要があります。

①前年度の事業年度の課税所得がゼロであること
②常時使用する従業員がいること
③補助事業を完了した事業年度の翌年度の3月末時点において、その時点での給与支給総額、事業場内最低賃金の増加目標を達成すること

③が長くて難しいですが、簡単に言うと「人件費を、通常枠に比べて早く上げて下さいね」ということです。

通常枠だと、人件費を3年~5年の間に上げればいいけれど、回復型賃上げ・雇用拡大枠では事業年度の翌年度の3月末までに上げる必要があります。

デジタル枠

デジタル枠は、以下の要件をクリアする必要があります。

① DXに資する革新的な製品・サービスの開発であること
② デジタル技術を活用した生産プロセス・サービス提供方法の改善であること
③経済産業省が公開するDX推進指標を活用して、DX推進に向けた現状や課題に対する認識を共有する等の自己診断を実施するとともに、自己診断結果を応募締切日までに独立行政法人情報処理推進機構に対して提出していること
④独立行政法人情報処理推進機構が実施する「SECURITYACTION」の「★ 一つ星」または「★★ 二つ星」いずれかの宣言を行っていること

④は、一つ星でも構いませんし、簡単に取ることができます。

対象経費

対象経費は、ものづくり補助金という名だけあって、機械装置とシステム構築がメインになります。ここ以外の経費が大きいと、採択は少々難しいかなと思います。

機械装置・システム構築ありきで、そこに付随して発生するものとして、その他の経費を計上していく方が良いかと思います。


今年度最後の締切は、令和4年12月22日です。
後2ヵ月程あるので、十分に間に合います。

どういった取組を行って、どういった投資をするのかしっかりと計画して、加点を取って是非挑戦してみ下さいね!

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