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4.22021
小規模事業者持続化補助金の採択されやすい書き方とNGな書き方を解説

この補助金の採否を決める基準は、必要書類がきちんと揃っているか?などの基本的なことのほかに、経営計画書(様式2)の内容が重要になります。
この経営計画書に書く内容は、次のとおりです。
- 企業概要
- 顧客ニーズと市場動向
- 自社や自社の提供する商品・サービスの強み
- 経営方針・目標と今後のプラン
審査員は、1日にたくさんの申請書を見ます。
これらをただ普通に書いていても、合格は難しいです。
大事なポイントは、具体的に分かりやすく書くことです。
そして審査員がストレスなく読めて、パッと見て分かりやすい、と思ってもらうことが大きなポイントです。
文章がダラダラと長すぎると、疲れるし読みづらいので写真やグラフ、図や表などを使うと良いです。
文章の中には、ついつい専門用語を使ってしまいがちです。
審査員が、分からない商品やサービス、言葉はたくさんあるので専門用語は使用しないようにしましょう。
もし使用したとしても、注意書きなどでその用語についての説明を書くと良いでしょう。
長い文章を書くと、話があちこちに飛んでしまうこともあります。
ストーリーになるように話を順追って書き、審査員が何度も読み返すことのないようにしましょう。
例えば会社概要を書くとき、①いつ、どこで設立(開業)する②どんな業務をしている③(業務が複数あれば)主力業務は何か?その他の業務との売上構成比④主力業務である理由⑤会社の強み、をそれぞれ書き出し文章化します。
〇〇県〇〇市に店舗を構えて料亭を営んでいる。
地元県産の食材を利用した料理提供と、インターネット販売を行っている。
売上構成比は、料亭:インターネット=6:4となっている。料亭では、昼は近所の主婦を対象にしたランチが人気で、夜は懐石料理が人気となっている。
インターネット販売では、地元県産の牛肉を使った〇〇料理が人気で1年間を通じて注文がある。
当社の強みは、①〇〇②〇〇③〇〇である。
これをもとに肉付けしたり、写真やグラフを加えると分かりやすいですね。
それぞれの項目だけを考えるのではなくて、①企業概要→②顧客ニーズと市場動向→③経営方針・目標と今後のプラン、が1つのストーリーになるように書くことがポイントです。
経営計画書を書き終えたら、下記のことが書いてあるか確認してみましょう。
なぜなら、審査員がもっとも重視することだからです。
- 自分の会社・商品・サービスの強みを分かっているか?
- 経営方針・目標と今後のプランは、上記の強みを活かしているか?
- 経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場の特性を踏まえているか?
- 補助事業計画は、具体的でかつ、実現可能性が高いか?
- 創意工夫の特徴はあるか?
ついついNGな書き方で、①専門用語が多い②自分の想いばかりが書かれている③何をしているのか?強みは何か?まったく分からない④話があちこちに飛んでいる、などがあります。
経営計画書を書き終えたら、商工会の経営指導員に文章のアドバイスをもらえるので、必要に応じて修正をし、仕上げていきましょう。
補助金が欲しいからと、ただ申請しても合格はできません。
自分は何をしたいのか?どうすればできるのか?することによってどうなるのか?をしっかりと考えて、計画書に落とし込むことが必要です。
採択されなったとしても、自分のやりたいことが計画書によって可視化され、自分の進むべき方向がみえてくるので、挑戦しても損はない補助金だと思います。
申請書の中には、経営計画書を作成する必要があり、かなりの時間と手間が掛かります。
補助金申請は、書類作成のプロにお任せください。
