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個人事業主でも一人社長でも申請OK!小規模事業者持続化補助金について解説します

個人事業主でも使える補助金はあるのかな?
一人社長でも申請できる?!
販路拡大のために使える補助金を知りたい・・

とお悩みではないですか?

この記事では、個人事業主でも一人社長でも使えて、システム利用料・グーグル広告・SNS広告・ホームページ作成・チラシ作成などに使える補助金を紹介しています。

ご紹介する補助金の概要や採択率、スケジュールについて解説していますので、販路拡大や、それと併せて行う業務効率化をお考えの事業者様のお役に立つと思います。

補助金業務を主な業務とする行政書士の私が、補助金について説明いたします。

小規模事業者持続化補助金とは?

個人事業主でも一人社長でも使えて、販路拡大の取組に必要な経費の一部を補助してくれる補助金として、「小規模事業者持続化補助金」というものがあります。

販路拡大の取組に必要な経費とは例えば、グーグル広告やSNS広告、システム使用料やホームページ作成、チラシ作成、外注費等です。

また、これらの経費だけでなく、それと併せて行う業務効率化の取り組みに要する経費の一部も補助してくれます。

補助上限額は枠によって50~200万円で、補助率は2/3。
一部の枠に当てはまれば3/4もらえます。

小規模事業者持続化補助金以外にも、ものづくり補助金や事業再構築補助金といった補助金が存在します。
この二つに比べると補助額は高額ではありませんが、最大200万円の補助額は、小規模事業者からすれば高いですよね。

補助対象経費

補助の対象となる経費には、下記のとおり11つあります。

①機械装置等費
②広報費
③ウェブサイト関連費
④展示会等出展費
⑤旅費
⑥開発費
⑦資料購入費
⑧雑役務費
⑨借料
⑩設備処分費
⑪委託・外注費

(全国商工会連合会 公募要領より)

ウェブサイト関連費は、ホームページやLP・リスティング広告・SNS広告等のことで、申請する人が最も多い経費です。

ただ、2022年からウェブサイト関連費は、「申請する投資額全体の1/4以内まで」という制約ができたので、注意が必要です。

もう一つの注意点として、雑役務費に関することがあります。
雑役務費とは、販路開拓を行うために必要な業務・事務を補助するために補助事業期間に臨時的に雇い入れた者のアルバイト代のことです。

つまり、補助事業以外の業務には従事できないので注意してください。

次に、この補助金を使った具体的な取り組みについてです。
小規模事業者持続化補助金PRチラシには、2つの取り組み例があげられています。

中小企業基盤整備機構が作成した「小規模事業者持続化補助金PRチラシ」(中小機構公式サイト)https://seisansei.smrj.go.jp/pdf/0102.pdf

事例①
古民家をカフェとして営業するため、厨房を増設。加えて、地元飲食店とのコラボメニュー開発や、地域住民の協力をえて様々なイベントをカフェで開催。

事例②
蕎麦屋が地元特産のかき揚げをセットメニューに追加するため、高性能フライヤーを導入。新規顧客の増加、顧客単価アップを目的として地元メディアに広告を出稿。

事例①の場合、厨房を増設するための「外注費」、コラボメニューを開発するための「開発費」が該当します。

事例②の場合、高性能フライヤー導入の「設備費」、地元メディアに広告を出稿するための「広告費」が該当します。

取組事例のように、「従来とは異なる新しいお客様に販売するために、こういう取り組みをしますよ~」と事業計画書で説明できればOKです。

採択率と今後のスケジュール

小規模事業者持続化補助金は、助成金や給付金のように、要件に該当さえすればもらえる訳ではありません。自分で作成した事業計画書を審査員が審査し、点数が高い順から合格できる、という仕組みになっています。
直近の採択率は、下表のとおりです。

 第1回第2回第3回第4回第5回第6回第7回第8回第9回
採択率(%)90.965.151.644.253.969.169.862.964.0

ここ1年は、60~70%で推移しているようですね。
直近の第9回は、申請数11,467の採択数7,344で、採択率は64.0%となっています。
6割は採択されていて、割と高い合格率だと思います。

次の小規模事業者持続化補助金の締切は、2023年6月1日です。

この補助金は、管轄の商工会又は商工会議所で申請書をチェックしてもらって、「事業支援計画書」という書類を発行してもらう必要があります。
それには少し時間が掛かるので、締切が設けられています。

この書類を発行してもらうためには、2023年5月25日までに商工会又は商工会議所に行く必要があります。

補助金申請自体の締切は6月1日ですが、5月25日が締め切りと思って計画を立てることをおすすめします。

弊所では、完全成功報酬型で小規模事業者持続化補助金申請サポートを行っております。

【通常枠(50万円)】
着手金: 0円  成功報酬:補助決定額の15%+税
【特別枠(100万円)】
着手金: 0円  成功報酬:補助決定額の13%+税
【特別枠(200万円)】
着手金: 0円  成功報酬:補助決定額の12%+税

ご相談は、下記からお願いいたします。

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